蓄電池の新商品情報
2015年3月3日 | 新着情報
今月中にH26年度の補正予算において、蓄電池の補助金の発表がされると思いますが
ではどこの蓄電池が良さそうか、先日、展示会に行って来ましたので、
新商品のご紹介をレポートさせて頂きたいと思います。
まずは、オムロンのハイブリッド型からご紹介させて頂きます。
太陽光と蓄電池の直流の電気を1台のパワコンとDC-DCコンバーターで
家庭で使える交流に変換するハイブリッド型のようです。
実は、多くの蓄電池は、
太陽光からの発電を直接貯める事が出来ないシステムのため、
自立運転時等は、発電した電気をいったんパワコンで交流に変換し、
さらにその交流を蓄電池内で直流に変換してから
蓄電池に電気を貯める・・などという事をしています。
直流同士で太陽光と蓄電池がやり取りできるのは、国内主要メーカーでは、
シャープのクラウド蓄電池か、パナソニックの創畜連系システムになりますが、
このオムロンも良い部分を追従した形になるのでは・・と期待されます。
屋内に蓄電池を置くのは賛否両論がありますが、以下の通りで
かなりコンパクトなので、それ程置く場所を選ばないで済むかもしれません。
でも既築は外置きの方が場所の問題や配線工事の問題等で有利かと思われるので、
どちらかと言うと新築向けかも知れません。
(配線の露出を気にしないお客様は宅内型でも問題ないと思いますが・・)
ちなみに長州産業もこのハイブリッド型の蓄電システムをOEMで販売するようです。
(商品名やロゴは賛否両論がありそうな感じがしましたが・・)
次はシャープのクラウド蓄電池。
今度は2つをつなげられ、4.8kWh+4.8kWhで9.6kWh迄の容量を
確保できるようになりました。
パワコンも4.2kWから3系統の5.5kWパワコンも発売されるようで、
システムにもよりますが、これで3面設置も可能になると思います。
(今までは2系統しか組めないパワコンだったため、3面設置できない)
次は、NECの7.8kWhの蓄電池。
24時間365日のみまもりサービスと15年保証が魅力かと思います。
ちなみにソーラーフロンティアもOEMでこのNECの蓄電池を
販売していくようです。
(蓄電池全体の画像が撮影できず、申し訳ありません)
次は京セラの直流―直流の蓄電池と、12kWhの大容量蓄電池の紹介です。
まず、パナソニック創畜連系システム、シャープクラウド蓄電池、
オムロンのハイブリッド蓄電池のシステムに続き、
直流―直流の蓄電池を発売するとの事です。
また、これに加えてフォーアールエナジー(4Rエナジー)社の
牙城を崩す大容量12kWhの蓄電池を発表するようです。
各メーカーの開発競争や補助金の対応は熾烈ですね。
その他、4Rエナジー社は押し上げ(ダブル発電)タイプでない
12kWhの蓄電池や、パナソニックの蓄電池(創畜連系システム)は、
これまでより容量の大きい5.6kWhの蓄電池を、
6.6kWhまたは4.4kWhをフルで使える東芝などが展示していました。
2016年電力自由化がスタートします。
太陽光だけでなく、蓄電池とHEMSが組み合わさると、
お客様のメリットも大きくなると思われます。
蓄電池の補助金ももうすぐスタートしますので、
蓄電池・補助金・HEMS・売電単価等の事、
どうするのがベターなのか等、何でもお気軽にお問合せください。(櫻井)